前回のブログに引き続き、
11月28日(土)に行われた友の会総会の記念講演
吉村英夫氏の「チャップリン・ローマの休日・そして寅さん」についてです。
講師の吉村先生は、チャップリンの「独裁者」のことを多く話されました。
「独裁者」は、チャップリンが独裁者(ヒットラー)をユーモアを交えて批判するために作った映画です。
独裁者にそっくりの床屋さんが、独裁者になりかわって行う終盤の演説の内容はとても素晴らしいです。
以下、特に私が感銘を受けたセリフの一部を紹介させて頂きます。
※youtubeでも見ることが出来ます。約6分です。是非一度視聴してみて下さい。
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私たちは皆、助け合いたいのだ。人間とはそういうものなんだ。
私たちは皆、他人の不幸ではなく、お互いの幸福と寄り添って生きたいのだ。
私たちは憎み合ったり、見下し合ったりなどしたくないのだ。
知識は私たちを皮肉にし、知恵は私たちを冷たく、薄情にした。
私たちは考え過ぎで、感じなさ過ぎる。機械よりも、私たちには人類愛が必要なのだ。
賢さよりも、優しさや思いやりが必要なのだ。
そういう感情なしには、世の中は暴力で満ち、全てが失われてしまう。
奴らを嘘をつく。約束を果たさない。
これからも果たしはしないだろう。
独裁者たちは自分たちを自由し、人々を奴隷にする。
理性のある世界のために、
科学と進歩が全人類の幸福へと導いてくれる世界のために闘おう。
兵士たちよ。民主国家の名のもとに、皆でひとつになろう。
弁護士 吉田光利
改めてチャップリンの床屋さんの演説。素晴らしい!!!
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