平成26年4月19日に,最近話題になることも多い「ブラック企業」に関する法的な問題点を中心に解説する勉強会を,レディヤン春日井にて開催致しました。
当日は,当法律事務所の弁護士の吉田により,ブラック企業の実態や従業員から搾取する手口等を紹介するとともに,各種の手口が労働法上どのような問題点を有するか,また,被害を受けている方々はどのような方法により争うことが可能かなどについて,広く解説されました。
ブラック企業の活動により生じている法的な問題点は多様であり,その解決方法についても,裁判(訴訟)だけでなく様々な方法があります。
自分が所属している(又は所属していた)企業を相手として法的な請求を行うことには,抵抗を感じる方も多いと思われます。場合によっては,企業から違法な扱いを受けているにもかかわらず,それらを自分の責任と感じている方もいるかもしれません。
しかし,法律により労働者には企業等雇用主との関係で様々な権利が認められており,これらの権利は憲法上保障される労働基本権に由来するものです。雇用主から,これらの権利を侵害されているにもかかわらず,相手が雇用主だからという理由で我慢しなければならないといういわれは何らありません。
雇用主から違法な扱いを受けていると感じている方々は,法的な解決方法を採ることが可能かどうかを早期に判断するためにも,気軽にご相談にお越しいただければと思います。
弁護士 伊藤 朋紀
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