毎朝、NHK連続テレビ小説「虎に翼」を楽しみに見ています。
モデルとなった三淵嘉子さんが高等試験に合格した際、
合格を伝えた読売新聞に寄稿した文書が、
とても、感慨深い文書なので、紹介させて頂きたいと思います。
「幸運にも合格した高等試験、これで日本にもまた1つ、
女の職業が増えたワケです。私が”女弁護士”になったということは、
私一個の小さな問題ですが、女が弁護士になれるという
制度ができたことは、大きな問題です。(省略)
私にさえ得られた資格ですから、
私たちより後から来る多くの人々にも必ず得られる資格です。
そして長い間「男の法律」で裁かれていた「弱い女」を
「女だから」知らなかった法的な無知を、
女自身の手で護ることのできる日の近づいたことを
皆様と共に喜びたいと思います。」
清水聡編著 「三淵嘉子と家庭裁判所」日本評論社
次の世代に自分達もできる、必ずできるという勇気を与え、
広く女性のためにと考え、
主題歌「さよならまたいつか」にあるように100年先を見据えている
とても素晴らしい文書です。
いまの自分があるのは、先輩方の血のにじむような戦いがあったからです。
これを毎朝見て、頑張ろうと気をふるい立たせています。
虎に翼のロケは、
名古屋市役所本庁舎、名古屋市市政資料館、名古屋市鶴舞公園で行わています。
皆様もぜひ一度見学にいってみてください。
弁護士 吉田光利
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