アスベストは戦艦、車両、紡織、建築材料等に幅広く使用されてきました。耐久性、耐熱性に優れ、建物に要求される性能を確保するための格好の材料だったからです。丈夫で変化しにくいため、蓄積されたアスベストが肺の組織に刺さり、約20年から40年の潜伏期間を経て肺ガンや中皮腫などの病気を引き起こします。長い年月をかけ取り返しのつかない被害をもたらすことから「静かな時限爆弾」と言われ恐れられています。
平成17年6月末、兵庫県尼崎市の大手機械メーカーのクボタがアスベスト使用により近隣住民に健康被害が生じたことを認めたいわゆる「クボタショック」が起きました。このことを契機にアスベストによる健康被害の重大性が社会的に注目を集めるようになりました。
その後、国を相手とった裁判が次々と提起され、被害を迅速に回復するとの観点から「給付金申請、労災申請、健康診断」などの救済手続きが整備されました。
アスベスト・じん肺被害救済東海弁護団は、アスベストなどの粉じんによって健康被害を受けている労働者や住民の方々が法律によって救済されることを目指す弁護士の集まりです。
主な活動は、日常的な法律相談のほか、専門医と共同の無料電話法律相談(年2回)、労災申請や国・会社への示談交渉・裁判手続きなどを行っています。
平日10~17時の間、アスベスト被害の相談を受け付けています。電話番号は「050-3096-6400」です。春日井法律事務所宛てでも構いません。
アスベスト・じん肺被害に悩まれている方、一度ご相談にお越し下さい。
弁護士吉田光利
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