2021年9月11日土曜日

名張毒ぶどう酒事件 死刑宣告52年行動

 9月10日、名古屋高等裁判所前での名張毒ぶどう酒事件死刑宣告52年行動がありました。


支援者の皆様の並々ならぬ活動とご支援にいつも感謝しております。ありがとうございます。


52年前、奥西勝さんは名古屋高等裁判所で逆転死刑判決を受けました。

その後無実を叫びながらの悲嘆の日々の中で長く獄中で暮らし、無念にも一旦再審開始決定を受けながらも獄死をもって生涯を終える結果となってしましました。


現在は、妹の岡美代子さんが名張毒ぶどう酒事件の再審請求人として勝さんの名誉の回復を果たそうと尽力されています。


現在、ぶどう酒にまかれた封緘紙の裏面に、工場出荷時に付着した糊とは別の糊(PVA糊「洗濯糊の成分」)が付着していること(真犯人が毒を入れた後に貼り直した疑惑)の科学的論争が進んでいます。


弁護団は、鑑定を実施した科学者の証人尋問を含めた事実調べの実施及びその実施のための三者協議を裁判所に求めています。


まった無しの状況です。引き続き、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。


弁護士 市川 哲宏


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