メジャーリーグベースボール(MLB)のロサンゼルス・エンゼルスに所属している大谷翔平選手(以下「大谷選手」といいます。)が,2021年度シーズンで大活躍しており,連日ニュースを賑わせています。
大谷選手は,前半戦が終了した7月12日時点で,打撃で打率2割7分9厘,84安打,33本塁打,70打点,56長打,長打率6割9分8厘,ОPS(出塁率+長打率)1.062等の成績を残しており,特に本塁打数や長打率などの点で異常と言ってもよい凄まじい活躍を遂げております。
のみならず,大谷選手は,投手としても,防御率3.49,4勝1敗,投球回67回で87奪三振等と十分な成績を残しており,上記の打者としての活躍を併せて考えると,まさに超人的なシーズンを送っております。
不思議なもので,早朝の時間帯に大谷選手がホームランを打ったとの報道に接することが続くと,何となく大谷選手の出場した試合の結果や打撃・投球の結果が気になるようになり,元々日本プロ野球(NPB)に比してMLBにはあまり関心はなかったのですが,大谷選手の影響で,MLB自体に対する関心が増しております。
最近では,野球のほかにも,陸上競技の男子100メートル種目で6月6日に開催された布施スプリントの決勝において,セイコーホールディングス所属の山縣亮太選手が,9秒95の日本新記録を出し,約2年振りに日本記録が更新されました。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で,何かと気が滅入ることもあるなかで,アスリートが素晴らしいパフォーマンスを通じて輝きを放っている姿に接すると,希望や勇気を貰えているような気がします。東京オリンピックの開催もあり,スポーツと不要不急との関係が取り沙汰されることも多いですが,スポーツを通じて得られるものには,やはり計り知れないものがあるなあと感じている今日この頃です。
弁護士 伊藤朋紀