平成26年6月14日春日井市・ささえ愛センターにおいて,
国民救援会春日井小牧支部主催学習会「わたしたちの手でえん罪をなくそう」が開催されました。
「袴田事件」のビデオ上映に引き続き,名張毒ぶどう酒事件第8次請求の状況について,市川哲
宏弁護士の講演が行われました。市川弁護士は,名張毒ぶどう酒事件の弁護団の一員として,現
在精力的に同事件の再審請求を行っており,奥西さんの様子や今後の活動方針など,活動してい
る弁護士だからこそ語ることのできる内容を余すところなく,話してもらいました。
続いて,奥西さんの面会人である稲生昌三さんから,奥西さんの現状や奥西さんの思い,また,
稲生自身が名張毒ぶどう酒事件についてどんな思いでいるのかを話してもらいました。最初は穏
やかに話をしていた稲生さんが,段々と熱がこもり,聞いている人に訴えかけるような話しぶりにな
っていたことがとても印象的でした。
名張毒ぶどう酒事件には未提出の証拠が多数あり,それらが顕出されれば,真実が明らかに
なるはずです。それにも関わらず,検察官はいっこうに未提出証拠を明らかにしよとしません。
証拠は検察官のものではなく,公共のものです。
眠っている証拠が明らかにされた上で,袴田事件に続き,社会正義の実現がはかられることを望
みます。
弁護士吉田光利
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