ハンコの廃止がコロナの影響で問題になっています。
ハンコは、その人が押すもの(その人しか押せない)ことが前提となるものですが、現実には、認印や
シャチハタであれば、その人以外の人が押そうと思えば押せてしまいます。そう考えた場合、あまり、ハ
ンコに意味がないかもしれません。
しかし、ハンコには、その人が押したという以外に、ハンコを押す場面で、是非を考える最後の機会と
いう側面もあります。
廃止にまっしぐらになるのではなく、「ハンコとは何か」について、もう少し考えを深めても良いかも
しれません。
弁護士吉田光利